循環建築構造学研究室では「地球環境負荷の低減」に有効なリデュースやリユースに対応できる建築構造の研究に取り組んでいます。リデュースには建築物の改修による長寿命化や木材の利用による炭素の固定(CO2排出量の削減)を含めて考え、歴史的な建築物の保全や、木質材料を積極的に利用する空間構造の開発も研究対象としています。現在研究を行っている対象の構造形式は、煉瓦造、木質構造、歴史的な鉄筋コンクリート構造、鉄筋コンクリートと煉瓦の混構造、鋼構造建物への適用を想定した制振構造など、多岐にわたっています。
(写真左:地震力や風圧力に対してレジリエントで計画の自由度が高い乾式組積ブロック塀の面外水平載荷実験,右:ボルトと折り曲げ鋼板で構成したジオデシックドームの鉛直載荷実験)